理事長挨拶

地球持続性の構築を目指すサステイナビリティ学の人材育成・普及啓発・実践活動を目指して

住明正

SSC理事長 住明正

平成30年度から、小宮山、仲上先生の後を引き継いで、一般社団法人サステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム(Sustainability Science Consortium)(略称SSC)の理事長を担うことになりました。SSCについては、その立ち上げから関与してきましたし、また、大学として新しい試みであると確信しています。SSCは、立ち上げ期から、いよいよ新たな展開を図る時期に入ったと思います。皆さんと一緒にSSCの発展に頑張っていきたいと思います。
サステイナブル社会の実現は、21世紀の地球環境と人類社会の存続に関わる重要な課題です。この課題に果敢に挑戦しようとする俯瞰的で超学的な学術体系が、サステイナビリティ・サイエンス(サステイナビリティ学)です。

サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)は、2005年度から2009年度までの5年間、科学技術振興調整費戦略的研究拠点育成プログラムにより、この分野をリードする日本の大学・研究機関が強固なネットワークを形成し、地球・社会・人間の各システムと、それらシステム相互間に破綻をもたらしつつある現象の解明と問題の解決を目指して活動を行ってまいりました。

IR3Sのプログラム育成期間終了に伴い、これまでの研究教育・普及啓発活動をさらに発展させるとともに、政府・自治体・企業・NPO等との連携を強化し、技術革新と社会変革に向けた実践活動の展開を図るため、2010年5月19日にSSCが設立されました。

SSCの主たる活動内容は、次のとおりです。


1.サステイナビリティ・サイエンス連携教育の推進


  • 共同教育の共同修了認定証プログラムの維持と運営
  • 企業や自治体職員などへのサステイナビリティに関する講習活動

 


2.サステイナビリティ・サイエンスに関する研究集会やシンポジウムの開催


  • 研究成果発表のための研究集会や普及啓発のための
    公開シンポジウム・公開講演会・国際シンポジウム・国際集会の開催

 


3.研究・開発事業の推進、成果の実践活動の展開


  • 大学・研究機関と自治体・企業・NPO等が連携した事業の推進・展開

 


4.出版・配布活動


  • サステイナビリティ・サイエンスに関する出版物やパンフレットの作成・配布

 

本一般社団法人SSCは、この8年間の活動実績を踏まえ、持続可能性に関する研究開発促進支援、教育・普及啓発などの活動を行うつもりです。そのために、国内外の学協会・経済産業界・行政機関・市民・NPOやNGOなどと積極的に交流し、持続可能性の対象命題解決のための知識・経験の交流の場を提供するとともに、より一層具体的・実践的活動を展開・促進して参りたいと考えております。
今後とも、皆様のご協力・ご支援をお願いして、ご挨拶としたいと思います。

 

一般社団法人サステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム(SSC)
理事長 住 明正
(東京大学サステイナビリティ学連携研究機構 特任教授)

 

 

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