1.サステイナビリティ学共同教育プログラムの推進
2.研究・開発事業の実践活動推進支援
3.セミナー・シンポジウム等による普及啓発活動支援
4.広報・出版・頒布
1.サステイナビリティ学共同教育プログラムの推進
サステイナビリティ学共同教育プログラムは、サステイナブルな社会を構築させるために国際的に活躍できる専門家を育成するプログラムです。
このプログラムを通じ、サステイナビリティという概念の持つ多様性・国際性・学際性をよく理解し、社会的活動の実践の中でサステイナビリティの実現に向かって行動できる人を世界に送り出します。それは、世界の大学におけるサステイナビリティ教育のベンチマークとなるべきものです。
共同教育プログラムの内容と修了認定要件
SSC共同教育プログラムは、サステイナビリティ学の多様な分野を分野横断的に網羅するだけでなく、各大学がそれぞれの長所を生かして構築した特徴あるカリキュラムの集合体として機能し、幅広い選択肢を持ち常に進化しつづける教育プログラムです。この教育プログラムは参加大学共通のコア科目と、各参加大学で実施している部分からなります。
共通コア科目(1科目)
- 各地域を遠隔講義システムでつなぎ実施する講義
- サステイナビリティ各分野のトップランナーによるサステイナビリティ学最前線の講義
各参加大学実施部分
- SSC共同教育参加大学は、それぞれ独自にサステイナビリティ学教育プログラム(メジャーマイナー問わず)を実施していること。
- この中から以下の科目を共同プログラム科目とする。
俯瞰型科目(2科目)、サステイナビリティ学関連科目(2科目)
共同教育プログラムに参加するには
新規大学が共同教育プログラムに参加するための要件については、今年度中を目途に現在整備中です。決まり次第ウェブサイトに掲示する予定です。
2.研究・開発事業の実践活動推進支援
国内外の教育研究機関・経済産業界・行政機関・市民・NPOやNGOなどと積極的に交流し、持続可能性に関する共同研究、共同開発プロジェクト事業への展開といった実践活動を支援します。
SSCにおける研究・開発テーマ例
- 低炭素都市を目指す自治体の長期ビジョン構築に向け、SSC会員の大学・研究機関や企業が協力し、地域の実情に即した大胆な将来のシナリオの作成を行うとともに、その成果を広く社会に発信する
- SSCとして、自治体・企業・農林業者・NPO等が連携した新たな農村地域の地域管理システムを提案し、SSC会員の自治体における地産地消を前提とした地域活性化のための基本計画づくりに役立てる
関連大学における活動テーマ例
東京大学 | 知識の構造化による地球持続戦略の構築 |
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京都大学 | 社会経済システムの改編と技術戦略 |
大阪大学 | エコ産業技術による循環型社会のデザイン |
北海道大学 | 持続的生物生産圏の構築と地域ガバナンス |
茨城大学 | アジア・太平洋の地域性を生かした気候変動への適応 |
東洋大学 | エコ・フィロソフィ(共生哲学)の構築 |
国立環境研究所 | 持続可能な社会形成に向けた長期シナリオ |
東北大学 | 健康リスクの観点からの地域サステイナビリティの構築 |
千葉大学 | 食と健康の観点からの地域サステイナビリティの構築 |
早稲田大学 | 政治的意思決定とジャーナリズムの役割 |
立命館大学 | 調和社会構築への戦略的イノベーション |
国際連合大学 | 開発途上国を中心とした国際メタ・ネットワーク形成 |
3.セミナー・シンポジウム等による普及啓発活動支援
サステイナビリティ・サイエンスの普及啓発のため公開セミナー・シンポジウム等の計画あるいは開催に関し、広報も含む支援活動を実施します。
4.広報・出版・頒布
サステイナビリティ・サイエンスに関する動向やイベント情報等の広報並びに出版及び出版物の頒布を行います。